17.07.02朝日連峰交差縦走

ここの所日程調整が噛み合わないトラ山さんと、トントン拍子で山と日程が決まりちょいと朝日岳へ。

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レンズが曇っている画像ですが、天気も実際悪くガスってて、遠くの視界もこんなんです。@大朝日岳





トラ山さんと一緒、、、とはいえ別行動。そう今回はゴール後の回送不要な交差縦走なのです。これは事前に私の車でトラ山さんが朝日鉱泉へ、トラ山さんの車で私が泡滝ダムへ行き、山行中すれ違うようにルートを計画し、車の鍵を交換してゴールの後は終了という仕組み。昨年やった飯豊縦走は回送が大変だったので有効かもしれませんね。


前夜長井市のラーメン屋で煮干しラーメン食いながら情報交換と打合せ。お天気は悪そうですが決行の方向でお互いの健闘を祈念して解散。私は泡滝ダム方向へ向かいましたが、深夜大雨の可能性があるので、電波の届く場所にいたほうが何かと良いと思い、国道112沿いのドライブインで仮眠。

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深夜は予報通りの大雨で、雨音が車を叩きうるさくて寝れない。未明弱まってきましたが、時折雷が光っていた。02:40に起床し、軽く菓子パン2個食べて3時過ぎに移動開始。道路沿いの東大鳥川は大増水しています。登山道は大丈夫なのか?


04:10準備を整えてカッパ着てスタートです。今回持ち込んだ食料は菓子パン2個、エナジージェル8個(180kcal)、エナジーバー2個(180kcal)、水1ℓ、コーラ500㎖、アクエリアス500㎖。

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趣味が川なのでどれほど恐ろしいことになっているか良くわかります。
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トレランスタイルとしては違和感あるかも
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大鳥小屋までは川沿いの比較的フラットな道路で、走りやすい。しかし所々小さな渡渉がありましたが、危険を伴うほどの水量ではない。靴が濡れるだけだ。

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堰堤下の爆裂水量。死ねます。
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一瞬晴れた三角峰とオツボ峰間かな。熊鈴をシャンシャン鳴らしながら進みます。
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花です
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花です。たまには撮りますが名前は不明です。

大鳥小屋で分岐があり、山と高原地図には、今回の予定ルートになっている東沢の渡渉は、増水時危険と書いている。予定ルートはコースタイムが早いのだが、渡渉出来ず戻るなら、迂回ルートを判断し、オツボ峰を経由して以東岳へ。晴れていれば景色、眺望が良さそう。

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07:00以東岳景色も見えないので通過。迂回ルートでも計画より一時間以上余裕がある。ここで携帯の電源を入れてみるとショートメッセージが入っています。トラ山さんからで、お互い電波が入ったら通過地点などの情報交換をするように打ち合わせていた。御影森山頂通過は計画通りのようです。


以東岳周辺は草の生えていない箇所が登山道になっている事が多いのですが、急に草がない箇所が広がったり点在し、ルートミスしかかることが多くありましたが、岩に表示されたたくさんの赤い目印に助けられました。


08:10狐穴小屋着。小休止する。これまで5キロ毎にエナジージェルを摂取していた。ここで約15キロなので4つ目のジェルと菓子パンを食った。狐穴の管理人さんと情報交換した。以東岳への迂回ルート判断は良かったといわれました。

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08:50寒江山でトラ山さんは西朝日岳とメッセージが入った。いい感じで予定通り竜門あたりで会えそうです。ここでスマホの電波も安定しているのでハイテク技術の実験を。自分はランニングでの使用ですが、ガーミンforeAthlete920XTJという時計を持っています。GPS付きで自分の走った距離の他詳細な計測ができます。このデバイスとつなぐスマホのアプリにLiveTrackという機能がついており、ガーミンのGPS(位置情報)データがBluetooth経由でスマホに送られ、私の移動している状況がネットにつながったPC等からリアルタイムに監視できるというもの。プライベートの侵害で困る事もあるかもしれませんが、危険な山で私になにかあったとき、まだ動いている状況なのか?どこを歩いていたか?捜索時の場所の絞り込みには少なくとも貢献できるかも?と下界にいるtekuさんの協力で実施しました。結果として、スタート地点でスマホがつながらなかったのでスマホアプリを起動できなかった。またスマホアプリでアクティビティの表示が出来なかった。LiveTrack開始時にリンクをメールするようになってます。スタートでさえつながればその後圏外でも私の動きはわかるようです。tekuさんは私のルートミスなど面白がって見ていましたが、飽きてしまったらうざい情報でもあるかもしれません。それと御影森以降は通信環境が悪いせい?なのか位置情報がつかみづらくなったそうです。どんな仕組みなんだろうか???

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09:30竜門山でトラ山さんと合流です。ほぼ予定通りです。登山者は皆無で初めて人に会ったという。私は大鳥小屋で釣り人と、狐穴小屋の管理人さんだけ。こんな日に朝日を二人で貸し切りでも嬉しくないかも。何といっても景色見えない。風が強い。稜線だと斜め下から雨粒が飛んでくる。ここでカギを交換してルートや危険個所の情報交換も。西朝日と中岳間で雪渓が2ケ所あり、1ケ所は傾斜がきつく雪の上端、または草の上を歩いたが、その草もすべて傾斜方向につぶれており滑りやすいという。


10:15西朝日岳通過。一つ目の雪渓は傾斜が緩く余裕だったが、登山道に合流する前に草の上を歩いていたら転倒。傾斜も緩かったので2mほど滑落し手の指を草に立てて止まる。トラ山さんの「ほら言わんこっちゃない」という声が聞こえます。そして北岳手前の雪渓は傾斜がきつく怖いので雪渓上端から藪を漕いで迂回しましたが、ここでは深い藪に入り込みすぎて、リカバリー地点を見失いあらぬ方向へ行ってしまい一瞬遭難しかけました。

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11:15大朝日岳小屋到着。計画より2時間早い。誰もいなくて寂しいながらも鐘を鳴らす。横の社にも安全を祈願する。少し腹減ったので小屋の中で2個目のパンに手を付ける。足は残っているがエネルギー不足は少し感じてきた。

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11:30大朝日岳到着。最高峰1870m。今までにない爆風に山頂写真(一番上の曇った写真ね)を撮影したら中ツル尾根に向かって降りちゃいました。爆風は無くなるルートなのですが計画に律義に行こうともう一回最高峰へ登頂。これもリアルタイムに見られると思う恥ずかしい。まあお約束ですね。

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12:05平岩山通過。大朝日岳からここまでの区間が一番風が強かった。稜線から吹っ飛ばされるかと思った。時折雲が吹っ飛ばされ視界が開けることもあった。


13:00御影森山で小休止。ここからは標高差で約1000m降下するだけなので、ここで初めてトレッキングポールを使用する。森だけあって風は無くなってきた。さらに高度低下とともに気温も上昇してきた。この下りオンリーがいつも嫌いで、こまめに高度のカウントダウンをしながら進みます。暑いのでここら辺からコーラに手を付ける。ぬるくても元気が出ます。おかげで足も残っているので結構走りながら降りることができました。

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14:45朝日鉱泉到着です。朝日川の吊り橋を2度ほどわたりますが、清冽な流れでびっくり。東大鳥川は濁流で大増水だったのにこの差は何でしょう。時間だけの問題か川周辺の地質なのか?

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今回計画では17:00着でしたが、何とかトレラン装備でトレランしながら来たので2:15早く到着できた。風が強くて雨もあり、くそ暑くなかった事もありましたが、ワンサイズゆとりのあるシューズに変えた事も足にはよかった。また食料計画というかエネルギー補給のペースもまあまあだった。エナジージェルを定期的に摂取し、パンは腹減ったら食うという感じ。飲み物も水場は多くあったのに一度も供給なしで良かった。これは涼しかったからだろう。結果的に2ℓ全部飲んだが感覚的には1.5ℓでも我慢できたレベル。


交差縦走について。各自の車でスタート地点に行くかor相手の車でスタート地点に行くか?帰りに持ち物を交換するために落ち合う時間的余裕があれば前者でよいが、自由解散なら後者だろう。本当はお互いのゴールを確認の後、反省会をして解散したいところだが、睡眠不足とロングトレイルの後なので自由に風呂に入って解散とした。またスタート・ゴール地点が携帯電話の圏外なのはつらい。遠く離れていて緊急連絡が取れたらと思うが技術の進歩を待つしかないのか?今回は登山者が我々二人しかいないので人込みやルートの微妙な分岐ですれ違うことはなかったが、登山者が多いアルプスなどではすれ違ってしまうリスクもあるのでは?今回思ったのはスペアキーも準備し、スペアキーを相手に渡すべきだろう。もしすれ違っても自分のカギもあるという事だ。

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今回は平面距離34.6キロ(累計高度差が+3198m・-3141m(GPS))をタイム10:36だった。自分では良いタイムだと思う。シューズや中敷きの改善を経て足の故障が減ったのが一番大きい。


また交差縦走パートナーのトラ山さんは、私の〇歳年上なのだが、日常的なトレーニング無しでやってしまう体力と、ロングトレイルにチャレンジし続ける精神も脱帽する。自分もこんな風に年を重ねたい。



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by fck_mototyan | 2017-07-03 12:55 | 山(山形) | Comments(8)
Commented by teku at 2017-07-03 19:04 x
天気微妙だな~と思ってましたがやっぱりでしたね。まあ、お二人の事なんで心配はしませんでしたが。
リアルな移動データでけっこう楽しめました。スマホのバッテリーをあまり食わないのであればかなり有効に思えます。途中で電波や電源が途切れた場合にそれまでのデータを保存できるか試しておけば良かったと後から思いました。
ともかくお疲れ様でございました。
Commented by fck_mototyan at 2017-07-03 20:17
tekuさん
スマホの電池消費や常時位置情報確認ができれば捜索楽になりますね。単独行動の多い自分には必要なツールです。技術の進歩が進んでくれればな。
Commented by ナスミン at 2017-07-03 21:42 x
ネコ川後方で、雪被ってた峰々ですね!
しかし悪天候な上に、凄い行程( ゚Д゚)

Commented by torasan-819 at 2017-07-03 22:00
ちょうど一回り年上のトラ山です。昨日はお世話さまでした。相方が同時刻に縦走しているのは励みになりました。あの風とガスでソロ縦走では心折れそうになりますから。

ルート追跡のハイテクには驚きました。スマホが通じる場所ではかなり有効なツールになりそうですが、反面常時監視されている(それが目的でもあるが)のは場合によってはやや煩わしいかも。

mototyanさんの速さと登りの強さには脱帽です。私の読みより2時間半も早いとはいやはや。私の場合は20分オーバーでした。足は残っていたものの、指の爪を痛めて下りでペースが落ちたことと山菜採りを少々(笑)が原因かな。

また機会があればお付き合いください。いや、お付き合いさせてくださいませ(^^)v
それにしてもなんでこんなに記録アップが早いの?
Commented by fck_mototyan at 2017-07-04 05:55
ナスミンさん
そうです。にゃんこの上です。天気が悪いのは残念でしたがまた行きたいです。一緒にどうです?
Commented by fck_mototyan at 2017-07-04 07:30
トラ山さん
お疲れ様でした。私もショートメールが来ると励みになりました。竜門であった時は必要以上に驚いてしまい失礼しました。
ブログはせっかちくんなので、その日の晩酌時文章は書き終えます。今回は気持ちが入ってそこそこ長かった事もあり、朝、昼休みに書き加えた感じです。いつもの惰性ブログより内容濃いでしょ。
Commented by sharizaka at 2017-07-12 20:11 x
いやあ、相変わらずの変態ぶりに脱帽です。おまけにこの天気でよく行きましたね。
でも、交差縦走って便利ですよね。一度やってみたいです。
Commented by fck_mototyan at 2017-07-13 12:46
sharizakaさん
仲間だと思っているんですけど、、、なんで蚊帳の外にいるようなコメントしているのか理解できません(笑)

交差縦走はパートナー同士が日帰り、泊まりに縛られず計画が可能ですよね。とにかくゴールとともにマイカーと着替えがあるってうれしいと思います。